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これまでの治療経過
 病気SNSに誘われたのをきっかけに、今までの治療歴をざっと振り返ってみました。
 2003年夏頃から鼻炎の症状有り、近所の耳鼻科で慢性鼻炎と診断され、内服薬をもらうだけだったので、通院しなくなってしまいました。2004年4月末に、左頬が少し腫れてきたので、近所の内科でMRIとCT検査をしてもらった所、上顎と前頭洞に悪性腫瘍の疑い有りとの事で、大阪府立成人病センターを紹介されました。
 当初の細胞診は良性でちょっと希望を持ちましたが、これは一部分なので、症状と大きさから悪性の疑い十分でかなり急いで手術予定を入れてもらいました。手術中に上顎の奥は悪性と解り(前頭洞は良性で拡大傾向も無く、そのまま縫合)、超選択的動注は血管が細くて無理だったので、上顎内が診れるように口内からの穴を残して、一旦縫合されました。今後の治療説明時に、「このままでは間違いなく命を奪われます」との言葉に本当に驚き、今まで視野になかった世界との断崖絶壁がすぐそばに有る事に気づきました。手術で切除するなら左目を含む大幅な切除が必要だが、「入れないで済むメスを入れる事は、僕は犯罪行為だと思う。うまく行けば放射線+抗がん剤でも治療可能です。」と説明される。やや放心状態で、放射線+抗がん剤治療を選択。心配そうな顔をしていたらしく、主治医に、上手く行けばと言うのはそんなに不確実な事ではなく、上手く行く見通しがあって言ってますからとニッコリされた顔が忘れられない。
 5月から7月にかけて、60グレイの放射線治療と、2クールの全身的抗がん剤治療を受けて、副作用の吐き気に苦しむ。8月初めに退院して10月から仕事に復帰。2004年末に頸部リンパ節に転移、廓清手術を受けました。2005年春、今度は乳がん(転移でなく多重癌)で、同じく大阪府立成人病センターで右乳房と右腋リンパ節を手術。患部が広かったので全摘です。
 最初に撮ったCTで前頭洞にも影が有ったため、頭蓋骨にドリルで検査用の穴を明けたりしているのと、放射線の影響で頭は全体がジーンと痺れているし、首と腕の動きが不自由ですが、2005年春以降は、そこで食い止めてくれた医療の力と、仕事が時代の流れで大幅に縮小となった事や食事療法も効果があったようで、なんとか無事に経過観察中です。
 食事療法は最初は心がける程度でしたが、転移後はこれはいかん!と2年ぐらい「星野式ゲルソン療法」を参考に、自己流ですがかなり注意していました。完全に実行した訳ではなく、うっかり忘れそうになる事もしばしばでしたが、娘の協力でどうにか継続できました。やっと最後の退院から5年近く経ち、少し安心感を抱けるようになったので、最近は薄味にしているだけで大体普通の食事にして、おいしさを楽しんでいます。首の凝りと、顔の痛みは何年たっても(軽い目になりましたが、範囲は広がり)、あまり変わりません。昨年から花粉症にも悩まされていますが、とにかく生きてるだけでも感謝!です。
 次から次と3回入院したのでずいぶん心細く、入院仲間との携帯メールやインターネット上の情報、ブログ等に助けてもらいました。中でも「葉っぱのさんぽみち」が、医学、入院生活、心の面までカバーする詳細な内容で、心強く思っていたら、葉っぱさんが水難事故に遭われて、しみじみ人の運命って?と考えてしまいました。葉っぱさんの活動がなければ、不安に思う時に明るいヒントを得られるサイトもなく、頭頸部癌患者のためのメーリングリストENTORALもなかったのですから、言葉で表せないほど感謝しています。
JUGEMテーマ:がん全般


2009.10.25 Sunday * 02:38 | 治療経過の概略 | comments(2) | trackbacks(0)


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