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余命ゼロを生きる

 きょう、本屋に金子みすゞの詩集を見たいなと思って寄ったら、なんと「顔の癌」と言う文字が目に飛び込んできた。「余命ゼロを生きる」佐藤由美著:WAVE出版。少し立ち読みすると、鼻にガーゼを詰めて…ウンウンこれつらかったな、とか自分の事と重なって、ドキドキして立ち読みでは読めない。もう運命だろうと思考停止してレジに持っていくと、これは病人か家族でないと買わないかもという、チト痛い金額。しかし運命なんだから仕方ない、著者への応援も必要だ。
書店を出ると、初めての退院時に病院の外に出た時の感覚がよみがえってきた。あ、こんな風景が当たり前なんだけど、何か自分と無関係な映画を観ているみたい。外の風景と自分との間に薄ーいベールがあるような感じ。立ち読みしている時、頭の中は病院の中にいたんだ。
帰りの電車はわざと各駅停車に座って、そのままほとんど読んでしまった。内容は、美容師の著者が、鼻の不調から始まってがんの宣告、治療、それまでの美容師としての人生、現在の心境などを淡々と綴ったもの。病状や治療法も詳しすぎない程度に書かれていて、大変バランスよくすっきりとした感じがする(これは病状の話に慣れているせいもあるかもしれないが)。自分が感じた事とすごく重なって、どうしてこんな本が、今、目の前に現れたんだろうと思う。
だけど!サブタイトルの「現役美容師、奇跡の物語」とか帯のキャッチフレーズ「大好きな仕事場で、最期まで働きたい」コレには考えさせられる。出版上の都合かもしれないけれど、映画『送り人』の舞台となった山形県…と言うのは関係ないと思うし、その映画の内容が死にまつわる事であるだけに、余命とか死が商売の種になっているような無神経さを感じる。もう感動の物語になってしまっているの?。こういう形(本)になっているから、私がこの方のすばらしい人柄を知る事が出来、本当に感謝するけれど、私としては4つの癌(どんな多重癌かと、これにもビックリしたのだが、転移などで4カ所)をかかえて、現役美容師を続けていることが「奇跡」という物語にはしてほしくない。現在まで治療に関して、色々なチャレンジはされているのだろうから、これ以上は書きにくいですが、、、『「余命ゼロを生きる」奇跡』ではなく、標準、先端、代替治療、または奇跡でも何でも良いから、心から回復をお祈りします。
 


◆佐藤由美さんの美容室"Hair&Make DEAR"に関する記事
 ※イチ・ゴカラー インストラクター グッチ ブログ

   必見!「余命ゼロを生きる」感動のシャンプー

 ※国際魅力学会会長・マダム路子のブログ (2016追記)

   余命ゼロ、癌宣告!美容師・佐藤由美さん」

 

 

JUGEMテーマ:がん全般

 

 

at 04:18, inking, 本・音楽・映画など

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恵みのとき

 診察日に病院の帰りに見つけた本「恵みのとき」(カトリック司祭、晴佐久昌英 著:サンマーク出版)を、少しだけ紹介します。ご自身が大腿骨の腫瘍で手術をされた時に生まれた詩「病気になったら」と、そのエピソードだけで構成された、小さな本ですが、なにかとてもほっとします。作者は司祭ですが、宗教色は強くなく、誰でも納得できると思います。私が入院中に読んでたらなあ…2005年3月末初版なので、3回目の入院中には出版されていたのに、4年後の今まで知りませんでした。知っていたら枕元に置いて泣いただろうな。(寄道しなかったらずっと知らないまま)
 私は時々風邪も引くし『頑丈』ではなかったから、自分の健康に感謝はしても、軽い会釈程度の感じだった。でも、これは危ないという崖っぷちに立ってみると、時々調子が悪い程度の普通レベルの健康って、奇跡的なほど貴重な事だった!今は最敬礼しています。

「病気になったら」

病気になったら どんどん泣こう
痛くて眠れないといって泣き
手術がこわいといって涙ぐみ
死にたくないよといって めそめそしよう
恥も外聞もいらない
いつものやせ我慢やみえっぱりを捨て
かっこわるく涙をこぼそう
またとないチャンスをもらったのだ
じぶんの弱さをそのまま受け入れるチャンスを
病気になったら おもいきり甘えよう
あれが食べたいといい
こうしてほしいと頼み
もうすこしそばにいてとお願いしよう
遠慮もきづかいもいらない
正直に わがままに自分をさらけだし
赤ん坊のようにみんなに甘えよう

…中略…

病気になったら 心ゆくまで感動しよう
食べられることがどれほどありがたいことか
歩けることがどんなにすばらしいことか
新しい朝を迎えるのがいかに尊いことか
忘れていた感謝のこころを取り戻し
この瞬間自分が存在している神秘
見過ごしていた当たり前のことに感動しよう
またとないチャンスをもらったのだ
いのちの不思議を味わうチャンスを

…中略…

病のときは恵みのとき

JUGEMテーマ:乳がん・がん全般

at 22:09, inking, 本・音楽・映画など

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星野道夫展+おやつ

 梅田で開催された時見逃して、首を長くして待っていた星野道夫展「星のような物語」へ行ってきた。大丸神戸店9Fの大丸ミュージアムKOBEで、18日まで。くたびれる位作品が多くて、来た甲斐充分。写真集でおなじみの写真も大迫力で見れてほれぼれ!人気もすごくて満員である。やっぱりみんな好きなんだ。もしこの人が写真家になってくれなかったら、私を含めて多くの人が、こういう自然の感じ方があるという事を知らなかったと思う。添えられている、つぶやきのような言葉が味わい深いということもあるが、写真そのものが、本当に大自然と解け合ってゆくような気持ちにさせてくれる。星野氏に心からありがとうと言いたい。2004年〜2005の入退院を繰り返していた時期にふと近所の書店で、「星野道夫と見た風景」(新潮社)を見つけて、そうだ、子育て真っ最中で深く気に留めなかったけど、写真家が熊に襲われたというニュースを聞いたことがあるよ、この人だったのか!それ以来豪華な写真集を図書館で借りたりして、本当に心を洗われ、添えられた文章に教えられました。星野氏の愛読書「そして、奇跡は起った!」(評論社)も購入したり、文庫版の写真集Michio's Northern Dreamsをバッグの中にいつも入れていたりして、本当に心の支えになってもらいました。大感謝です。



 星野道夫的世界とは関係ないけど、帰りに阪急三ノ宮駅西口近くの高架下で「エビ財天」というたこ焼きに似た、ユニークなおやつを見つけて大満足。写真展は撮影禁止だろうと、カメラを持ってこなかったので、携帯で撮影。親切な店長さんで、焼けたのも有ったのに、新たに説明入りで実演してもらった。具はキャベツと海老の意外な組み合わせで、何もつけずにだし味そのままでおいしい。たこ焼きよりあっさりしているところは、やっぱり神戸らしい。1個120円とちょっと高め、でも価値は充分。これ星野さんに食べさせてあげたかったなあ。

特製鉄板にネタを流して、エビを1つ1つ丁寧にセットする。
エビセット

キャベツ、天かす等の具を入れて紅ショウガをちょこっと散らす紅ショウガ

とてもキュートな焼き上がり、おいしかったよ〜
エビ途中

できあがり
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at 04:41, inking, 本・音楽・映画など

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