いつも+2美しい地球新しい命への節目骨肉腫闘病中の日記病気と仕事と諸々と黒い瞳三浦春馬に学ぶ
 


いつも+


2004年から頭頸部がんで3回,
乳がんで1回入院し,
手術/放射線/抗がん剤の3大療法,
+後遺症で内視鏡手術を体験.
先輩患者のブログに感謝.
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2023.09.28 Thursday * | - | - | -
中川昭一「日本が危ない」
 10月4日に中川元財務大臣が亡くなり、死因はまだ特定できず病理検査になると言う事だったけどどうだったんだろう。G7会議後の朦朧記者会見が元で辞任されたが、テレビの座談会の時など、とても解りやすく納得できる話をされていて印象的だったなあと思って検索してみたら、私が知らなかっただけで、立派な業績を残されていた。近所の書店が早速目立つ所に置いていた著書を読んでみて、内容への賛否は別として、本当に有能で気持ちの真っ直ぐな人だったんだなあと思う。
 G7では記者会見で恥を世界に晒してと非難されたが、本番の会議では、日本がIMFに1000億ドル(10兆円)相当のドルを融資したことで、IMF手持ちのドルは、1940億ドルから2940億ドルへ増加し、中小国や開発途上国の救済に充てられることになり、ストロスカーン専務理事は、日本の取組みを『人類の歴史上最大の貢献だ』と評価したという。このことについても、新聞では不自然なほど扱いが小さく、テレビのワイドショー等では記者会見への非難ゴウゴウで、会議自体の事に触れていないのは不思議だった。ところが世界ではさほど非難せず、取り上げていてもユーモアに包んでいる。恥とか形式にこだわる国民性と、何が何でも視聴率を取りたいテレビの姿勢が災いしたと思う。
 父の一郎氏から受け継いだ地盤で落選した事が、恐らくとてもショックだったのだろう。そこでポッキリ折れてしまったような気がする。長年連続して当選しているのだから、一度は苦労しても良いのではと言う意味で、別な候補に投票された方も有ると思う(私もそうしたかもしれない)。まだ若いのだから、しばらくは著作などに力を注いだりして、次の機会に復帰したら、彼も苦労したんだからと、古傷をつつくような事をする人が減って本来の力を発揮できただろうに、全く惜しい。アルコール依存症になりやすい人というのも、精神的な面だけでなく、そういう体質も有るだろう。そういう人にはきちんと病気としてのドクターストップがかかり、周囲の人も病気として理解しないと、こういう不幸を繰り返してしまう。
 問題の記者会見の前後も、もう自己管理ができない位、疲労が蓄積していたのではないだろうか。周囲が機転を利かせて、体調不良で欠席にするとか、本人も会見後にバチカンの観光に行ったりせず、医師の往診を頼んでホテルで休養するなりして、あくまでアルコールが主原因でない普通の体調不良として行動できなかったのだろうか。その後観光に行った事で、非常に記者会見と、それを注目している有権者を軽視しているように見えてしまう。また出張が有れば、当然のように公費で観光をする習慣なのだろうと思われる。普通なら許される範囲かもしれないが、この失態のすぐ後に行くとは、何とか切り抜けたと勘違いしていたとしか思えず、ご本人も周囲も判断力が鈍っていたようで、色々な意味で残念でならない。
 それにしても人の命ってつくづく解らない物だと思うし、一時的にでも生きる気力を失うと、本当にあっけないものだ。たぶん長年の飲酒や鎮痛剤などの常用に加えて、もうどうなってもいいやと思う位、心身共に疲れきっておられたと思う。ご自身のHPの最終記事は「十勝・日本が危ない」である。本当は自分の身体が危なかったのに、本当にお疲れさまでした。ご冥福を心からお祈りします。
 余談だけど、今年2月のG7で行動を共にしていた(この不祥事を防ぎ得たはすの)官僚は7月に昇格していた。なんだか空しい。

参考:中川昭一氏支援!世界賞賛の功績、自国日本では完全無視

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2009.10.08 Thursday * 02:04 | 疑問?! | comments(0) | trackbacks(0)
病気SNS
 ブログにコメントを頂いたので、見てみると病気SNS(mixiのようなもの)というものがあるという。このブログを登録しませんかという事だったので、そのサイトと見てみた。あらゆる病気を全て受け入れましょうというわけで、色々な病気がズラリ。まじめな運営をされているようだったので(行き過ぎた商業主義は感じなかった)、登録しようかなと思ったが、何だか気が重くなってしまって迷った末にヤメる事にした。
 この違和感は何なんだろうと考えると、多分目的の違いだろうと思う。やはり先にSNSの運営という企画有りで、そのテーマとして病気をとりあげたということだろうが、病人のSNSの中に頭痛に耐えているような画像があったして、これはやはり、患者の心を察することの出来る人が関わったものではないような気がする。また様々な病気の体験談が、デパートのように集合しているだけのサイトというのはちょっと必要性に疑問を感じる。
 ただ理想論としては病気になったらここを見れば良い!というようなサイトが有ると有り難い事は事実。それは、本当に知識(医学的知識と、病院・保険等も含めた情報)も希望も心の安定も得られるサイトだろう。あまりに理想論過ぎて、実現する事は非常に難しいと思う。私が入退院を繰り返していた頃、ネット上で闘病記も色々と読んだりして、病気に関して詳しいサイトを作っておられた先輩患者にとても助けて頂いた。今はアーカイブしか見れなくなったが、頭頸部癌に関しては「葉っぱのさんぽみち」がそういうサイトだった。今度は自分が闘病中の方に少しでも役立てばという気持ちもあって、ブログをマメに更新したいと思っているが、人によって病気の状況も様々だし、病院や医師のサイトでかなり詳しいものも増えているので、病気自体の事を詳細に書く必要性は数年前に比べると少なくなったと思う。
 病気にいくつかパターンが有って、普通の治療で治る一時的な病気、ガンコな慢性病、険しい谷をタイトロープで渡っているような難病、ガンの様に先の展開が予測のつきにくい厄介な病気。この中にはSNSに向くパターンの病気があるかもしれないが、ガンには不向きのように思う。ガンの場合は何としても最初は一刻も早く適切な医療機関にかかる事、その後は苦しい治療を前向きに切り抜けること、退院後は病気の事を忘れている時間が多い方が体のために良いから、あまり広範囲に闘病仲間を増やしすぎない事も必要。ただし孤立していても良いのではなく、同じ病気と闘っている人のいることが解るのは励みになるので、MLやSNSは本来とても頼りになるものだと思う。ENTORALは、SNSがまだ今ほど普及していなかった頃に発足した、そういう役割の頭頸部癌患者のMLなので、貴重な存在。
 もし理想的な健康情報SNSがあれば、その一部として病気別の闘病コミュニティがあり得るだろうし、現にmixiにも病気系コミュニティも有るけれど、SNSの主体ははやはり気楽な趣味、同窓会系の方が良い様に思う。何でも大規模にするためには事業として活動する事になるが、健康情報サイトは営利的になると、思わぬ不幸な結果を招く事が有るから、責任重大。広告と、真実の体験談からくるお勧め品との区別も、サイト運営者の意図とは別に、体験者を装えば見分けが難しくなるし、医療でも標準治療や先端治療は別として、まだ確立前だが真摯な研究段階の療法と、営利先導型のもの、良心的にバランスの取れている民間療法等、実に様々で区別は非常に難しい。
 結局、mixiやブログのように病気とは関係ない大きなWeb運営の一部を利用した、個人ベースの活動が貴重なのではないだろうか。医療関連の事業は営利から一線を画さないといけないと思う。
 
JUGEMテーマ:がん全般


2009.10.21 Wednesday * 15:57 | 命・病気について | comments(2) | trackbacks(0)
これまでの治療経過
 病気SNSに誘われたのをきっかけに、今までの治療歴をざっと振り返ってみました。
 2003年夏頃から鼻炎の症状有り、近所の耳鼻科で慢性鼻炎と診断され、内服薬をもらうだけだったので、通院しなくなってしまいました。2004年4月末に、左頬が少し腫れてきたので、近所の内科でMRIとCT検査をしてもらった所、上顎と前頭洞に悪性腫瘍の疑い有りとの事で、大阪府立成人病センターを紹介されました。
 当初の細胞診は良性でちょっと希望を持ちましたが、これは一部分なので、症状と大きさから悪性の疑い十分でかなり急いで手術予定を入れてもらいました。手術中に上顎の奥は悪性と解り(前頭洞は良性で拡大傾向も無く、そのまま縫合)、超選択的動注は血管が細くて無理だったので、上顎内が診れるように口内からの穴を残して、一旦縫合されました。今後の治療説明時に、「このままでは間違いなく命を奪われます」との言葉に本当に驚き、今まで視野になかった世界との断崖絶壁がすぐそばに有る事に気づきました。手術で切除するなら左目を含む大幅な切除が必要だが、「入れないで済むメスを入れる事は、僕は犯罪行為だと思う。うまく行けば放射線+抗がん剤でも治療可能です。」と説明される。やや放心状態で、放射線+抗がん剤治療を選択。心配そうな顔をしていたらしく、主治医に、上手く行けばと言うのはそんなに不確実な事ではなく、上手く行く見通しがあって言ってますからとニッコリされた顔が忘れられない。
 5月から7月にかけて、60グレイの放射線治療と、2クールの全身的抗がん剤治療を受けて、副作用の吐き気に苦しむ。8月初めに退院して10月から仕事に復帰。2004年末に頸部リンパ節に転移、廓清手術を受けました。2005年春、今度は乳がん(転移でなく多重癌)で、同じく大阪府立成人病センターで右乳房と右腋リンパ節を手術。患部が広かったので全摘です。
 最初に撮ったCTで前頭洞にも影が有ったため、頭蓋骨にドリルで検査用の穴を明けたりしているのと、放射線の影響で頭は全体がジーンと痺れているし、首と腕の動きが不自由ですが、2005年春以降は、そこで食い止めてくれた医療の力と、仕事が時代の流れで大幅に縮小となった事や食事療法も効果があったようで、なんとか無事に経過観察中です。
 食事療法は最初は心がける程度でしたが、転移後はこれはいかん!と2年ぐらい「星野式ゲルソン療法」を参考に、自己流ですがかなり注意していました。完全に実行した訳ではなく、うっかり忘れそうになる事もしばしばでしたが、娘の協力でどうにか継続できました。やっと最後の退院から5年近く経ち、少し安心感を抱けるようになったので、最近は薄味にしているだけで大体普通の食事にして、おいしさを楽しんでいます。首の凝りと、顔の痛みは何年たっても(軽い目になりましたが、範囲は広がり)、あまり変わりません。昨年から花粉症にも悩まされていますが、とにかく生きてるだけでも感謝!です。
 次から次と3回入院したのでずいぶん心細く、入院仲間との携帯メールやインターネット上の情報、ブログ等に助けてもらいました。中でも「葉っぱのさんぽみち」が、医学、入院生活、心の面までカバーする詳細な内容で、心強く思っていたら、葉っぱさんが水難事故に遭われて、しみじみ人の運命って?と考えてしまいました。葉っぱさんの活動がなければ、不安に思う時に明るいヒントを得られるサイトもなく、頭頸部癌患者のためのメーリングリストENTORALもなかったのですから、言葉で表せないほど感謝しています。
JUGEMテーマ:がん全般


2009.10.25 Sunday * 02:38 | 病院,患者会,治療 | comments(2) | trackbacks(0)


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