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建物の命を想う−平野屋新田会所(大東市)危うし

 大東市にある平野屋新田会所が取り壊されようとしている。重要文化財クラスの建物で、実際に文化財として指定される道筋がついていたという。競売で落札した奈良県の宅地開発業者がこの建物を壊して、宅地として分譲しようと計画し、実際に重機が入って取り壊しに着手していると言うので驚いた。
 200年以上も経た建物、しかも新田開発と言う歴史上重要な役割を果たした建物には、建てた人、そこで働いた人の仕事や生活の跡があり、命が宿っていると思う。「もう2度と建てられない建築物を壊さないでほしい」という反対運動を押し切って、環境&文化の破壊をしてでも宅地を安く仕入れたい、そんな気持ちで良い建物や町並みが建設できるんだろうか。いきさつが広く知られたら、落札価格に上乗せして買い取ろうと言う市側の申し出を断るような会社の建てた住宅を、購入する人があるんだろうか。時が経てば知らずに購入する人もあるかもしれないが、破壊する作業者も、次に建設する人も、購入者も不幸だなあ。まだまだ心の貧しい国なんだなーとつくずく思う。
 ニュースを見ていると、もう中止は無理かもしれない。今後できる事は、事のいきさつを少しでも詳しく広めて、将来大東市での住宅購入を考えている人に知ってもらうこと、また歴史的価値のある建物が、全く一般の建物と同じように競売にかけられてしまうような事のないように、何らかの歯止めを考えるとか、せめて詳細な調査等のプロセスを義務づけたりなどの、一歩でも前進がある事を期待する。関係者の方、建物の保存は無理でも、あきらめず、せめてこの不幸な出来事が何かの起点となり、逆に記念碑的な事例となるよう頑張って下さい。無力だけれど、心で精一杯応援しています。


※以下のサイトを参考にさせていただきました。

緑・文化・歴史育むまち(反対運動関係の記事有)

■Takeshi Masuda PhotoGaphy(緊迫感ある現場写真多数)
1/17解体始る
1/18解体続く

■株式会社 住 (すまい)
http://www.sumai-inc.co.jp/


万華鏡 〜無音の爆走〜(多数のコメントから事情が読める)

【2016.01.10追記】
以上のリンクのうち◎以外が全てリンク切れ(サイトが閉鎖)になっていました。
本当に素晴らしい写真があったので惜しくてたまりませんが、
資料のPDFとGoogle Earthへのリンクとを載せておきます。
(■はリンク切れアドレスですが、何かの手がかりになればと思って保存しています。
アーカイブサイトに少しだけ残っていますが、画像はアーカイブされていません)

「平野屋新田会所跡」
大東市平野屋のその後の航空写真 すでに市が買い取った一部を除き、宅地化されています。

 
JUGEMテーマ:アート・デザイン

 

at 23:15, inking, 空間デザイン等

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