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主治医

 私には主治医の「入れなくて良いメスを入れる事は僕は犯罪行為だと思っています」と言う言葉が、忘れられない言葉になってる。特に、頭頸部の癌で手術という話を聞くと、入院中の様々な記憶がよみがえってきて、あきらめずに良い治療法を求めてほしいと強く思う。手術を受けること自体は、放射線治療を奥の手として取っておけるメリットもあるから、必ずしも避けるほうが良いという訳ではない。けれども、もし手術を受けるなら、本当に実力のある先生に執刀してもらえるよう、病院を選んだほうが良いと思う。なぜかというと結果が全然違うから。ただ、そんな事をしていると病気が進行してしまうのではないか、という問題がある。1〜2週間位なら良いだろうが、あまり時間がかかりそうだと、心配になる気持ちも解る。そこは難しい所だけれど…。
 癌は、先々転移などの予測のつきにくい展開もある長期戦である。主治医の力が自分の命の行方を左右する。だからこそ当事者以外が、あまり余計な事を言うべきではないというのが正しいだろう。解ってはいるのだが、つい警報スイッチが入ってしまうのは、ある事を後悔しているから。それは、私と同室に入院されていた方が、別な病院で手術される事になった時、「思いとどまって、ここで受けた方が良いのでは」とアドバイスしようかと思ったのを、ためらってそのままにしてしまったこと(言っても変わらなかった可能性が大きいが)。その後、彼女が手術の不手際にあって、何日もICUで生死の境目を彷徨った姿を見て、病院による差はここまであるのかと、恐ろしくなった。そこは設備の整った大病院だったけれど、訴えたらどうかと思うほどの不手際で、短期間に再手術、再々手術、しかも当然の如く医療費は必要。(普通の仕事ならやり直しは無料だけど…)。ここまで酷い事は稀だと思うが、他の病院から転院してこられた方からの話を聞いたりすると、歴史もあり設備も整った大病院でも非常に差があり、癌、殊に頭頸部癌のように症例が少なく、狭い部分に多くの重要な機能が集中している分野については、実力差が歴然と現れる事にびっくりした。
 そう言う事を直接見聞きしてからは、とにかく癌専門の病院で診てもらうことを勧めてしまう。せめてセカンドオピニオンだけでも良いからと、ついつい熱くなる。色々な病院に、良心的な優れた先生はおられるであろうとは思うが、設立目的が癌の克服であるがんセンターなどと、幅広く色々な病気を診察する総合病院や大学病院の歯科などとでは、癌治療に関して医師の経験差や、放射線科や看護士などチーム力の差があってもそれは当然で、同じレベルを期待する方が無理があると思う。患者が病院の実力を知る事は難しいが、1つの目安としては、各都道府県に置かれている都道府県がん診療連携拠点病院なら納得できるのではないかと思う。他に地域がん診療連携拠点病院が各都道府県に10カ所程度あり、大病院には違いなく総合力は高いのだろうと思うが、癌に対しては私の聞いた範囲では、まだまだ病院による差は大きいようだ。
 特に頭頸部は、手術で病巣をきちんと切除するだけでなく、再建もきれいに出来るのとそうでないのとでは、生活上も外観面、心理面でも大変な差がある。だからこそ、納得の行くまで調べる事は必要だと思う。大阪府立成人病センターには、他府県からも探して転院してこられた方が何人もおられた。ただ、どんな病院でも残念ながら、全ての患者の治療がうまく行く訳ではない。
 今後はあまり熱くならずに、ひたすらその方の幸運を祈ろうと思う。自分だって、いつどうなるかは解らないのだし…。けれど、1つ言える事は、受診している科が違っても、患者全員が同種の病気である病院には、何か一体感がある。同室の患者も皆一時的な病気でなく、命を左右する病気なだけに、真剣さと思いやりがあった。他の病院に入院された方の話では、共にがんばろうという共有感覚のある人と出会うことは少ないらしい。そこで出会った人々の事は、生涯忘れる事は出来ないと思う。主治医とお世話になった病院関係者の方々、闘病仲間全員に感謝して、毎日を丁寧に生きていこうと思う。
 
JUGEMテーマ:がん全般


at 23:50, inking, 医療関連情報・病院

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comment
サガコ, 2009/11/06 5:49 PM

情報の量が、そして行動力と家族の支えが
その後のQOLを大きく左右する。
がんって、いろんな意味で
「大きい」病気なんだなと改めて思います。

私は諦めが悪く、
ネットサーフィンしまくって
陽子線治療を探し当てることができたけど、
それができてなかったら
「切除の上手な先生がいるから」な紹介状を持って、
そのまま右上顎摘出になってたわけで。

たとえ再発しても、後悔しない。
そういう治療を自分で選択できるかどうか。
あとは後遺症が残ったときに、
それを緩和できる手段を知って、実践できるかどうか。

そのとき、そのときに可能な選択肢を
とにかく「そのときに知る」ことこそが、
病状の進行する患者にとっては
とても大切なことなんだと思います。

でも、その情報をどこまで提供するか…。
それはそれで、悩むし、怖いし、むずかしいですよね。
でも……伝えたいですよね。

inking, 2009/11/06 9:27 PM

サガコ様、コメントありがとうございます。本当にそうですね。医学に詳しい訳ではないし、日々進歩するので情報も変わってゆきますしね…。治療の面では絶対「諦めたらアカン」し、生活面ではある程度は諦観も必要で程々に「諦めなアカン」ってこともある。これを混同しないようにしながら、お互いに声をかけあって、一緒に歩んでゆきましょう。










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