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未成年者への性的虐待・冤罪・国家賠償

新年早々から変な話題で恐縮ですが、ふと冤罪事件〜国を相手の損害賠償の新聞記事に気づいて、

偽証だと非難を浴びておられる方をとても気の毒に思いました。

 

新聞記事が元々荒っぽいのですが、この話題を取り上げたブログや、

メジャーなニュースサイトのコラムなども、冤罪という点だけをクローズアップしていました。

新聞記事をそのまま全貌と受け止めたSNSのコメント欄が、バッシングの嵐。

案の定、ニュースのまとめサイトにすごい憤りが叩きつけられている。

だから警察や司法はおかしいとか、性的被害の訴えのほとんどはウソだとか、
6年も無駄にさせられた人がいるんだよ!って勢いです。
背景の欠落や、断片的な法律知識が、
この決めつけの材料になってしまっているのが怖いです。
感情的な思考回路の共鳴は、まさに炎上状態です。
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5ちゃんねる

(見やすいのでリンクしますが、Twitter、FBなども同じ調子の非難がほとんど)

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ほとんどのニュースサイトも新聞記事の丸写しでしたが、下記のブログで事情が解りました。
この事件は自分の孫娘(本当の被害者は母親)から訴えられた祖父で、被害者(母親)は自分(時効)の身代わりを、
結果的に娘にさせたような悲しい事件。偽証とはいえ全くの無実の罪でなく、賠償請求は無反省過ぎと思いました。​​
*このブログに、週刊誌の記事が引用されているので、信ぴょう性に疑問を抱く方もあったため、
公判記録(一審)をよく読んでみると、義娘を犯していたという内容は「争いのない事実(本人も認めている)」だった。
2015の再審で無罪となったが、孫に対しては痴漢程度であって、強姦はなかったということで、
一審の内容が全て破棄された訳ではない。
 

なんとも気の毒な娘さんと孫娘さん。よく辛抱されたなと思います。

他人の「ウソ」と勘違いして憤っておられる方々は、

なぜこの孫娘さんが偽証をしなければならなかったかを考えてみてほしい。

偽証罪・虚偽告訴罪もすでに時効になっているのに、
偽証罪でこの男性と同じだけの刑をというコメントも多い。

 

深い真相は当事者でないと解らないですが(*1)、複雑な事情を作ってしまった事は、

偽証者の母の義父だった爺さんに、責任があるだろうに、

この夫婦は、国を訴えてさらに傷を深める必要はどこにあるのだろう?

 

判決と冤罪被害男性のの記者会見だけ報じる新聞は片手落ち。

偽証したのは男性の孫娘で、複数の証言者も含めて関係者全員が家族・親族(義理も含む)。

男性本人が原因を作った家庭内の性的な「揉め事」です。

公判記録でも義娘には小学校5年〜高校1年まで性的関係があったと本人が認めている[争いのない事実](時効)。

孫に対しては痴漢行為だけ←ここが偽証(偽証も虚偽告訴も時効)。

拘束日数に応じた補償2800万円は受領済み。

扶養されているために何年も耐えた、娘や孫娘さんの事が気の毒です。

大新聞やそれを機械的に転載するニュースサイトなどの記事は、無罪の場合に当然ある補償の事も、公務員の故意過失を問う国家賠償法の目的や性質についても触れずに、誤解ばかり拡大して孫娘への非難の嵐です。

法的には冤罪だが、それだけに的を当てるのは疑問だと思う。

これを高額賠償したら、検察や司法の誤謬を全部国家賠償しなければならなくなり、一族で口裏合わせた詐欺も可能。

現在の刑事補償が低額だという事は、別に考えるべき事だと思う。

 

*本来は、家庭内の事情は掘り下げて欲しくはないが、もし新聞で報道するのなら、

なぜ訴えられたかも、ある程度は明らかにしないと憶測を生んでしまうし、

冤罪に関しても司法や捜査関係者も巻き込んで非難の嵐が起き、

社会に無用の不信感が生まれると思う。

 

複雑な背景があるのに、「ウソ」で冤罪とだけ報道する新聞は、

影響力の巨大さを考えているだろうか。

事実を間違いなく報じるという事では良いのかもしれないが、
報じ方、光の当て方によっては、球体の月が細い弓形に
見えたりするようなものではないだろうか。

 

もっともっと深い事情があるかもしれないが、

たいした理由も無くて父親または祖父を訴えるという事は考え難くないだろうか。

訴えるにも大変な労力がいるのに、架空の事で訴えるなんて、できないと思う。

 

だから一方的に「ウソ」と責められている、

この男性の娘さん・孫娘さんが気の毒で、

記事のタイミングや書き方には、とても疑問を持ちます。

今回の賠償請求は、爺さんの反省不足だと思う。

 

そして2019年1月8日の請求棄却判決に、さらに大きな疑問の声が上がっているが‥‥、

事実を知った上で、一般論として発言されている人はわずかな様子。

どんな理由でも偽証はダメなのは十分解るが、自ら告白された孫娘さんの心情も理解して、

この件に関しての非難が鎮まる事を切に願います。

 

■ 強姦冤罪事件の損害賠償:判決速報と背景

 (ブログの中に、公判記録へのリンクもあります。)

■ naver まとめ(公判記録へのリンクがあるサイトや、法律知識も含めたまとめ)

 

強姦被害は「うそ」が多いという見方が増えるのを喜ぶ人もある事も要注意。

 

【追記】2019.1.22.

続報や、まとめが出たのでリンクを記します。本当に新聞だけでは何も解りません。

冤罪を防ぐ事は一番大切だが、やはり総合的な事実を考慮しないと、この件に国家賠償するのは腑に落ちない。

*朝日新聞デジタル(2019.1.5.)は、拘束日数に応じた刑事補償の2800万円は受領済みだと有料記事の部分に書いてある。

また有料記事には、複雑な背景がありそうかなという事も含まれるが、事情は理解できない。

多くの人に的外れな感情を起こさせるだけで、きちんと考える資料を示せないなら、報じないほうがマシ。

(*1)その後、下記のように相当深い内容がわかりました。

 

文春オンライン 2019.1.22(要約)

「強姦冤罪事件」が起きた背景には複雑すぎる家庭事情があった
被害者とされていた少女は、男性が再婚した妻の連れ子の娘
実際に性関係があったのは男性の再婚相手の連れ子A子(男性はA子の義父)。
被害者とされていたのは、A子の娘B子。つまり義理の孫です。
A子は母に訴えたものの、慰めどころか「あんたの顔なんか見たくない」と突き放された。
最終的にはA子が高校の教師に相談して、爺さんも隠しきれないと観念し、
親族の前で土下座して謝った。(*2)
A子が結婚してB子と兄が出来たが、DVから逃れるために離婚して、
旅館に住込みで就職したため、幼かったB子とB兄を実家に託した。
その後、再婚してA夫との間に子供が生まれ、落ち着いたのでB子B兄を引き取ろうとしたが(A夫と養子縁組した)、爺さんが20歳になるまではうちで育てると言って渡さなかった(爺さんと養子再縁組)。だからB子は爺の元で育った。
爺がそのまま大人しくしていれば良かったのに、B子にも痴漢行為をしたため、B子が大伯母(A母の姉)に相談し、大伯母がA子に伝えたところA子が激怒した。
痴漢程度だったので爺は否定したが、周囲が信じずにA子の誘導的な問い詰めをB子も肯定し、その内容で代弁的な証言をした。B子が成長して弁護士に告白し再審→無罪となった。
2019年1月8日に、国家賠償請求は棄却の判決。
(*2)爺さんは合意の上と言っているが、A姉は強姦と証言。
始めは無理矢理で、扶養されているため次第に諦めたというのが実情ではないだろうか?
また小学5年生の子に自分の母親への裏切り行為をさせるような事は、
先ず妻に対して不誠実であり、義父の立場的にも、普通の大人としても非常識で倫理観や思いやり欠如も甚だしい。

at 00:18, inking, ニュースに関して

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