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NAKUBA観てきました
 NAKUBA観にいかなくば!終ってしまうということで、行ってきました。神戸アートセンタービレッジは木曜日がサービスデーで入場料1000円、とても得した気分。
 この映画も「ヒロシマナガサキ」と同じように、関係者の証言を次々と繋ぎ合わせるような形式なので、普通の映画やドキュメンタリー番組のような感じとは勝手が違う。けれどもこの短い映像や、スライドのように挟み込まれた静止画を見ていると、なんだか本当に人間の根源的なエゴ『もうどうしようもない、我々人間って』ということを考えさせられる。虐殺された遺体の埋まった海岸で、余暇を楽しむ人々。荒れ果てて廃墟となった村を訪れる元の住民。だんだん酷くなる抵抗と弾圧。1つの土地を巡って2つの民族が争い続ける。ここは元々私達の物だったと、そして殺戮の連鎖。
 たとえ血は流していなくとも、世界中で同じ類の争いを延々と続けている。先を争って、市場経済と言う武器で奪い合う、ささやかに穏やかに生きる権利。人を平穏な村から追い払い、さらに悪い事にその貴重な土地を何の活用もせずに放置、何の恨みがあるのだ、それぞれの村人に。一人の個人なら出来ない事を、各自の属する集団(民族、国家、企業)という盾があれば、平気でやってのける人間。そんな人間の荒涼とした心を見せつけられた。
 問題の発端は宗教だけれど、これが解決できる人間になれるような宗教でなければ、それは何の意味も無い、迷信のようなものだと言ったら一種の暴言かもしれないが、本当に狂おしいほど強い土地への愛着、また殺戮によって生まれてしまった恨みを、あえて横において言えば、ひたむきすぎる宗教心を利用して、誰かが仕組んだルールの無い流血のチェスであり、この終わりの無い戦いをやめるには、もはや生身の駒である一人一人が、明日の平和の為に過去の恨みを忘れ、宗教の捉え直しによって心を洗い清めることしかないのではないかと思える。
 神が与えたもうた約束の地、そして生きる糧を得る為に土地が無ければ、生存自体も脅かされる、それも解るが、そこを越えて、この地上に限られた時間しか存在できない人間が、こんな無駄な事をしていてはダメだ!不利益をや迫害を受ける側は、それを乗り越えることで、利益や支配を手中にする側よりも尊い存在になる。人間は身体的な進化は遂げ、科学技術という知的発展をしたけれど、この先は絶対に心の進化を遂げなければいけない。そうでなければ自分が発達させた技術や武器の誤用で、滅びてしまうと思う。


NAKUBA予告編

JUGEMテーマ:アート・デザイン


2008.09.07 Sunday * 02:43 | 独り言 | comments(0) | trackbacks(0)
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2017.06.16 Friday * 02:43 | - | - | -









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