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たいこさん、闘病ブログありがとう。

 一年前に闘病を卒業されたたいこさんを偲んで、彼女のブログを心の中に思い浮かべていました。お会いすることができなかったけれど、何度もブログを読み、コメント欄でやりとりをしたことなどが頭に浮かんでくる。今はそれができないと思うと、命って何なんだろうと思う。

 その答えかもしれないなと、筋ジストロフィーで闘病中に多くの詩を残してくれた少年、北原敏直君の詩集を机の上に広げておいて、用事の合間に一つの詩を何度も読み返しました。

肉体はなくなっても

 肉体はなくなっても
 ぼくは生きている
 三次元をこえて
 高次元のはて
 宇宙の根源と化す
 ぼくは死ぬのではない
 肉体をすてるのだ
 服をぬぐように
 肉体をはなれても
 ぼくはあらゆるものに生きる
 自然のいぶきと化し
 足もとの砂にも
 満ちている空気にも生きている
 そうでありたい
 死をこえなにものにも生きる
 そうでありたいため祈り
 体をなげだしても悔いない
 そうでありたい
 そうでありたいため祈ろう

  北原敏直 詩集『星への手紙』より


神戸港
以前撮影した神戸港の風景。
この船は周遊レストラン船ですが、船を見ると、
誰もがいつかは未知の世界へ船出するのだなあと思います。


 たいこさんは、最初は2000年秋「乳頭腫(良性腫瘍)」の切除をされ、2005年春に上顎癌と診断されて、以後かなり丁寧にご自身の治療経過をブログ『マイペースでいこう』(2009年6月閉鎖)に書かれ、コメント欄では他の患者へのアドバイスまでされていました。私はコメント欄で交流をしていただきましたが、とても前向きなお人柄に元気づけられました。あの克明で、とてもリアルな画像を掲載した記録は、たいこさんとしては、今後病気にかかられる方への参考にという気持ちだったと思いますが、私は治癒への強い強い(当然ですが)願いと、割合早くから症状に気付いて、病院にも行ったのにという無念さを痛いほど感じました。
 私自身は2005年春の3度目の退院の後は無事に過ごす事が出来たのに、気力を分けて下さったご本人は残念な結果になってしまった。せめて彼女の想いを少しでも、このブログで伝えることができればと思っています。

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at 23:59, inking, 命・病気について

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comment
だい, 2010/06/20 12:19 AM

おじゃまします。
北原敏直さんの詩、僕にはこんな苦しく大変な気持ちはわかりませんが、でもほんのちょっとだけは良かったのではないでしょうか。詩が残っているからです。

去年、彼女が急性骨髄性白血病っていうので死にました。
彼女は詩どころか、手紙も言葉も何も残していません。
飛行機で東京の病院に急いで行きました。おみやげに、うちのじいちゃんが作ったりんごを持って。
酸素マスクをしてました。意識はありませんでした。
彼女のおとうさんがりんごを切って、彼女の唇に付けました。彼女の目からすっと涙がでてきました・・・・。
おとうさんが「ありがとう」って泣きながら俺の肩をたたきました。記憶にあるのはそこまでです・・・・・。
たぶん彼女は死ぬなんて思わなかったんです。
だから何にも残ってません。。。。

inking(原っぱ), 2010/06/22 12:24 PM

 コメント、本当に有り難うございます。しかも、自分の思い出を書いて下さって。こんなつらい体験をされていたんですね。急病や事故は、言葉や形としては何も残された物が無いですが、覚えている人間がいる限り、その人の心は生きていると思います。お見舞いに持参した、じいちゃんのりんごに、すっと涙が…なんて、彼女には(意識は表せなくても)伝わったんですね、飛行機で東京まで飛んで行った気持が。この涙が、彼女の心が残してくれたものだと思います。










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